新築、リフォームの床選びに必要な考え方
こんにちは!
スエちゃんです!!
すまい作りで多くの方が悩むのが床選びです。
今は誰でも簡単に情報が手に入るようになったので
「あの人のあんな床がいい」と思わせる写真なんかがバンバン情報として飛び込んできます。
しかし、きちんとした基準で床を選ばないと
「ああしとけばよかった」と後悔してしまいます。
家づくりのコストにおける比重も高い床材なので絶対に後悔したくないですよね。
床選びは悩ましい
住宅の床でイメージするのはやっぱりフローリングではないでしょうか。
日本住宅の床材の7割以上がフローリングであるという記事も目にしたことがあります。
実際、私が担当させて頂いたお客様も多くがフローリングを選ばれています。
ではその他の床材は一体どんな物があるでしょうか。
こうして見ると意外と選択肢少ないかあと思えるかもしれませんが、各項目は更に細分化されていきます。
このように多くの選択肢の中から決めなければならない床選びは本当に悩ましい。
トレンドと上手く向き合う
最近の住宅には「トレンド」があります。
いわゆる「流行り」です。
一昔前の「住宅といえばこう!」という価値観から、少しファッション的感覚になってきています。
関東首都圏にて起こったブームメントが地方に流れるといった構図です。
特にここ最近の強いトレンドはやはりLDKでしょう。
LDK:リビング(くつろぐところ)・ダイニング(食事をするところ)・キッチン(料理をするところ)が一つの空間、ひとつなぎの部屋であること。
このLDKトレンドと床選びにどんな関係があるでしょうか。
仕上げ材全般(床材に限りません)に言える特徴として挙げられるのが以下です。
リビングが住まいの主役と考える方は多いと思います。
過ごす時間が一番長く、ゲストも招いたりするので自然な考え方だと思います。
主役のフローリングなのでデザイン性や質感に拘りたい。
するとリビングと同じ空間のキッチンも同じ床材で貼ることになり
手入れの難しい床になってしまいます。
デザイン性・質感が高くて手入れのしやすい安い材料というのは残念ながらありません。
というのも「オシャレ」という感覚は「新しい」「珍しい」からであって
仮にそんな誰もが喜ぶ材料が存在して普及したとすると必然的に
「オシャレ」でなくなってしまうのです。
ファッションも一緒ですよね。
なので市場価値を下げないようコストを上げたりするのも戦略の一つかなと思います。
床選びの基準を部屋ごとに分ける
各床メーカーさんは先で話したトレードオフを解消すべく商品開発に力を注いでくれています。
一方で床材を選ぶ私達も考えて床材を選ぶ必要があります。
私がいつもお客様にご提案させていただくのは
部屋ごとに床選びの基準をかえましょう
です。
家族のライフスタイル、使い方、ご自身の性格などをもとに部屋ごとに区別して(妥協ではなく)床材を選ぶと失敗したーと後悔するリスクを減らせます。
この記事を書いたのはスエちゃんです。